ウォーキングの消費カロリーは次の計算式で求められます。
消費カロリー(kcal) = 体重(kg) × 時間(h) × MET × 1.05
この式から、消費カロリーを増やすには①体重(変えにくい)、②時間(長くする)、③MET(速さを上げる)の3つがポイントです。
METとは運動強度の指標です。同じ60分歩くとしても、速さによってカロリーは大きく変わります。
ゆっくりと速歩きでは約1.5倍の差があります。「少し息が切れるくらい」の速さを意識しましょう。
3分速歩き+3分ゆっくり歩きを繰り返すインターバルウォーキングは、通常のウォーキングより脂肪燃焼効果が高いとされています。信州大学の研究では、5か月間のインターバルウォーキングで体脂肪率・血圧・血糖値が有意に改善したと報告されています。
食後30〜60分後のウォーキングは特におすすめです。
週5日以上、最低でも週3日のペースで続けることで効果が持続します。通勤・買い物のついでに「1駅分歩く」「エレベーターより階段」といった生活習慣への組み込みが長続きの秘訣です。
消費カロリーは時間にも速さにも比例しますが、増やしやすさは同じではありません。体重60kgの人で比べてみます。
数字だけ見れば時間を延ばすほうが増え幅は大きくなります。ただし時間は生活の都合で伸ばせないことも多いため、時間が取れる日は長く、取れない日は速くと使い分けるのが現実的です。
計算式の「体重」は短期には動かせません。しかし体が持ち上げる重さという意味では、リュックの中身も同じ働きをします。2〜3kgの荷物を背負って歩けば、その分だけ消費エネルギーは増えます。ただし肩やひざへの負担も増えるため、重すぎる荷物や、片側だけにかける持ち方は避けてください。
傾斜も同様です。ゆるい上り坂を含むコースに変えるだけで、平坦な道より運動強度が上がります。歩く時間も距離も変えずに消費を増やせるので、コース選びは見落とされがちな有効手段です。
消費カロリーを増やしたい一心で、急に時間や速さを倍にするのは逆効果です。ひざや足底に痛みが出ると、数週間まったく歩けなくなり、結果として合計の消費カロリーは減ってしまいます。
増やすときは週に10%程度までを目安にしてください。30分歩けている人なら、翌週は33分。地味ですが、故障せずに続けることが最終的にいちばん多くのカロリーを消費します。痛みが出たら日数をあけ、症状が続く場合は医師に相談してください。
実際に消費カロリーを計算してみよう
カロリー計算機を使う