毎日歩いているのに体重が減らないときは、次のいずれかが原因になっていることが多いです。
体重60kgの人が普通の速さで1時間歩いて消費するのは約220kcalです。これはご飯1杯弱に相当します。つまり、ウォーキングで消費したぶん以上に食べてしまうと、体重は減りません。
体脂肪1kgを減らすには約7,200kcalの収支マイナスが必要です。運動だけで痩せようとせず、食事の見直しと組み合わせることが近道です。
同じ時間でも、速さを上げると消費カロリーは増えます。体重60kg・1時間の場合、ゆっくり歩き(MET2.8)で約176kcal、速歩き(MET4.3)で約270kcalと、約1.5倍の差があります。
体重や体脂肪の変化は、始めてすぐには現れません。毎日のウォーキングを2〜3か月続けて、ようやく数値に表れることも珍しくありません。短期間で結果が出なくても、続けることが大切です。
順調に減っていた体重が、ある時期からピタッと止まることがあります。これは停滞期(プラトー)と呼ばれ、体が少ないエネルギーに適応して消費を抑えようとする自然な反応です。多くの場合、数週間から1〜2か月で抜け出せます。
停滞期に入ったら、焦って食事をさらに減らすのは逆効果です。歩く速さを上げる、歩く時間を少し延ばす、筋トレを組み合わせるなど、消費側に変化をつけると停滞を抜けやすくなります。
体重を落とすと、脂肪だけでなく筋肉も減りやすくなります。筋肉が減ると基礎代謝(何もしなくても消費するカロリー)が下がり、かえって痩せにくく太りやすい体になってしまいます。
ウォーキングに加えてスクワットなどの軽い筋トレを取り入れ、たんぱく質をしっかりとることで、筋肉を保ちながら脂肪を減らしやすくなります。
急に体重が減らない、体調に不安があるといった場合は、自己判断せず医師や専門家に相談してください。
体重は水分量で1〜2kg簡単に動きます。前日の塩分が多かった、月経周期の影響がある、筋トレで筋肉が一時的にむくんでいる——こうした理由で、脂肪が減っていても体重計の数字は動かないことがあります。
日々の増減に振り回されないために、1週間の平均値で見るのがおすすめです。毎朝同じ条件(起床後・トイレの後・同じ服装)で測り、7日分の平均を前の週と比べます。この方法なら、水分による上下に隠れていた本当の変化が見えてきます。
ウォーキングの消費カロリーは、思ったほど大きくありません。体重60kgで30分歩いても約110kcalで、菓子パン半分にも届かない量です。一方で食べたものは記録から漏れがちです。
3日でよいので、口に入れたものをすべて書き出してみてください。多くの場合、原因は運動量ではなくここにあります。
食事も運動も記録して1〜2か月変化がない場合は、方法よりも体調側の要因を疑う場面もあります。極端な食事制限を長く続けている、睡眠が慢性的に不足している、強いストレスが続いているといった状況では、体は消費を抑えようとします。
また、甲状腺の機能や服用中の薬が体重に影響することもあります。自己流でさらに食事を減らすのは危険です。減量が長期間まったく進まない、強い倦怠感や体調不良を伴うといった場合は、医師や管理栄養士に相談してください。
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