ウォーキングのような有酸素運動を習慣にすることは、血圧の管理に役立つと考えられています。厚生労働省も、生活習慣病の予防のために日常的な身体活動を推奨しています。
運動によって血流が促され、続けることで血圧が気になる人の生活改善の一助になります。ただし運動だけでなく、食事(とくに塩分)や睡眠、ストレスとあわせて考えることが大切です。
血圧を意識したウォーキングでは、息が激しく上がるような強い運動より、「ややきつい」と感じる程度の中強度を、無理なく続けることが重視されます。
寒い屋外や急な階段は血圧が変動しやすい場面です。冬場は暖かい時間帯を選び、準備運動をしてから歩き始めましょう。
血圧を意識したウォーキングでは、息が弾む程度のややきついと感じる強さが目安とされています。会話はできるが歌うのは難しい、くらいの強度です。いきなり速歩きにせず、最初の数分はゆっくり歩いて体を慣らしましょう。
時間の目安は1回30分程度、週に3〜5日。まとめて30分が難しい場合は、10分×3回に分けても構いません。大切なのは強度を上げすぎないことと、続けることです。
早朝は血圧が上がりやすい時間帯とされています。起きてすぐの寒い屋外での運動は体に負担がかかることがあるため、起床後しばらく経ってから、室温との差が小さい時間に歩くほうが安心です。
冬場は特に、暖かい室内から急に寒い屋外へ出ると血圧が変動しやすくなります。防寒をしっかりして、玄関や廊下で少し体を慣らしてから歩き始めるとよいでしょう。
血圧が高い人や治療中の人がウォーキングを始める場合は、運動の可否や強度について必ず医師に相談してください。めまいや強い動悸、胸の痛みなどを感じたときは、すぐに運動を中止してください。本記事は一般的な情報であり、個別の医療アドバイスではありません。
血圧を意識してウォーキングを始めるなら、まずふだんの数値を把握しておくと変化が読み取れます。家庭で測る場合は、朝は起床後1時間以内・排尿後・服薬前に、夜は就寝前に、いずれも1〜2分座って落ち着いてから測ります。
1回の数値に一喜一憂せず、1〜2週間の平均で見るのが基本です。運動を始めてからの変化も、同じ条件で測り続けてはじめて比較できます。
冬場は、玄関で1〜2分足踏みしてから外に出る、上着を1枚多く着るといった工夫だけでも急な変動を抑えやすくなります。
ウォーキングは血圧管理を支える生活習慣の一つですが、それだけで十分とは限りません。塩分、体重、飲酒、喫煙、睡眠、ストレスも大きく関わります。とくに減塩は運動と並んで重要とされています。
そして最も大切な注意点として、自己判断で薬をやめたり減らしたりしないでください。運動を始めて数値が下がったように見えても、服薬の調整は必ず医師の指示に従う必要があります。歩いている最中に胸の痛み、強い息切れ、めまい、頭痛が出た場合はただちに中止し、医療機関を受診してください。
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