ウォーキングは特別な道具がいらず、自分のペースで強度を調整できるため、シニア世代にも取り入れやすい運動です。足腰の筋力維持や、外出の習慣づくりにも役立ちます。
歩数や時間に決まった正解はなく、大切なのは「無理なく続けられる範囲」です。
「少し息が弾むが、会話はできる」くらいが運動強度の目安です。痛みや強い疲れを感じたら、その日は早めに切り上げましょう。
シニア世代では、歩数そのものより無理なく続けられることが大切です。研究では、高齢者の場合1日6,000〜8,000歩程度で健康効果が得られやすいと報告されています。1万歩を目指して疲れきってしまうより、毎日続く量を選びましょう。
時間で考えるなら1回20〜30分程度から。連続して歩くのがつらい場合は、午前と午後に10〜15分ずつ分けても効果は変わりません。
加齢とともに落ちやすいのが脚の筋力です。ウォーキングに加えて、椅子に座って立ち上がる動作をゆっくり繰り返す、壁に手をついて片足立ちをするなど、簡単な運動を組み合わせると、歩く力と転びにくさの両方を保ちやすくなります。
水分補給も忘れずに。のどの渇きを感じにくくなるため、歩く前後にコップ1杯ずつを目安にとりましょう。
家族や友人と一緒に歩く、景色のよいコースを選ぶなど、楽しみと結びつけると続けやすくなります。持病がある場合や体力に不安がある場合は、運動を始める前に必ず医師に相談してください。
高齢期においては、歩く速さが健康状態を映す指標の一つとして注目されています。以前より歩くのが遅くなった、横断歩道を青信号のうちに渡りきれなくなった、といった変化は、筋力や体力の低下のサインであることがあります。
速さを競う必要はありませんが、「去年より遅くなっていないか」を意識しておくと、体の変化に早く気づけます。気になる変化があるときは、かかりつけ医に相談してみてください。
転倒は骨折や、その後の活動量低下につながりやすいため、予防の優先度は高くなります。
歩くことは足腰の維持に有効ですが、筋力の維持にはもう少し負荷が必要です。次のような運動を週2〜3回、無理のない回数から加えると効果が広がります。
いずれも痛みが出ない範囲で行ってください。持病がある方、ひざや腰の治療を受けている方、ふらつきが強い方は、始める前に医師や理学療法士に相談すると安心です。夏は熱中症、冬はヒートショックにも注意し、水分補給と服装の調整を心がけてください。
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