ウォーキングが続かないのは、意志が弱いからではありません。多くの場合、最初の目標が高すぎたり、生活に組み込めていなかったりすることが原因です。仕組みで続けやすくすることが大切です。
運動を「特別なイベント」にすると続きません。通勤・買い物・犬の散歩など、すでにある生活の中に組み込むのが習慣化の近道です。
習慣化の研究でよく使われるのが、「もしAをしたら、Bをする」とあらかじめ決めておく方法です。意志の強さに頼らず、きっかけと行動をセットにするのがポイントです。
時間や場所まで具体的に決めておくほど、実行率が上がるとされています。
三日坊主の多くは「目標が高すぎる」ことが原因です。最初の2週間は物足りないくらいの量から始めましょう。10分でも、家のまわりを一周でも構いません。「やらない日をつくらない」ことのほうが、1回の量より重要です。
前の晩に靴と服を玄関に用意しておく、歩くコースを決めておくなど、始めるまでの手間を減らす工夫も効果的です。
カレンダーに歩いた日だけ印をつける、歩数計アプリで記録するなど、続けた事実が目に見えると、それ自体が次の行動の動機になります。連続記録が途切れるのが惜しくなる心理も、習慣化の後押しになります。
数日空いてしまっても、またその日から再開すれば問題ありません。完璧を目指さず、「長い目で見て続いていればよい」と考えることが、結果的に習慣化につながります。
ウォーキングが続かないとき、多くの人は自分の意志の弱さを責めます。しかし実際の原因は、始めるまでのハードルが高すぎることにあります。着替えを探す、靴を出す、コースを決める——この小さな手間の積み重ねが、疲れた日には越えられない壁になります。
逆に言えば、手間を先に潰しておけば続きます。前夜に靴とウェアを玄関に出す、コースを1つに固定して迷わないようにする。この2つだけでも、始めるまでの摩擦は大きく減ります。
新しい習慣は、単独で作るより既存の行動に紐づけるほうが定着します。
ポイントは「〜したら、〜する」という形にすることです。時刻ではなく行動をきっかけにすると、予定がずれた日でも実行できます。
目標は絶対に達成できる量から始めてください。「毎日30分」より「毎日5分」のほうが結果的に長く続き、合計時間も多くなります。5分歩けば、たいてい10分は歩けます。始めることさえできれば時間は自然に伸びます。
そして最も重要なのが、途切れたときの扱いです。1日休んでも習慣は壊れませんが、2日続けて休むと戻りにくくなるといわれています。「サボった」と考えて全部やめてしまうより、「明日は5分でいい」と決めて再開するほうがはるかに有効です。
記録は簡単なもので構いません。カレンダーに歩いた日だけ印をつける方式でも、続いている実感が次の一歩を支えてくれます。体調が悪い日や痛みがある日は、休むことも習慣の一部だと考えてください。
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