ウォーキングは最も手軽に始められる有酸素運動です。継続することで次のような健康効果が期待できます。
厚生労働省「健康日本21」では、成人が1日8,000〜10,000歩(約60〜80分相当)を目標値として推奨しています。
ウォーキングの効果が現れ始めるのは一般的に1回20分以上からとされています。これは有酸素運動として脂肪燃焼が活発になるタイミングが運動開始から約20分後といわれているためです。
大切なのは毎日継続することです。1回2時間歩くより、30分×6回の方が健康効果は高いという研究もあります。
ウォーキングの消費カロリーは体重に比例します。体重が重いほど同じ運動でも多くのエネルギーを消費します。
体脂肪1kgを消費するには約7,200kcalが必要です。毎日30分のウォーキング(体重60kg)を続けると、食事量を変えずに約65日で1kgの減量ペースになります。
近年は「1日何歩歩けばよいか」を調べた大規模な追跡研究がいくつも報告されています。共通して示されているのは、まったく歩かない人が少し歩くようになったときの改善幅がいちばん大きいということです。1日2,000歩の人が4,000歩に増やしたときの効果は、8,000歩の人が10,000歩に増やしたときより大きいと考えられています。
つまり「1万歩に届かないから意味がない」わけではありません。今より1,000歩多く歩くことに、いちばん大きな価値があります。デスクワーク中心で1日3,000歩程度という方は、まず5,000歩を安定して超えることを目標にしてみてください。
ウォーキングの効果は、現れる速さが項目によって違います。おおまかな目安は次のとおりです。
体重計の数字は最も遅れて動く指標です。最初の2週間で変化がなくても、それは失敗ではありません。歩数や歩いた日数のように、自分でコントロールできる記録を残すほうが続けやすくなります。
運動中に胸の痛み、強い息切れ、めまい、冷や汗といった症状が出た場合は、すぐに中止してください。これらは我慢して続けてよい症状ではありません。心臓や呼吸器の持病がある方、血圧や血糖の薬を服用している方、しばらく運動から離れていた方は、運動量を増やす前に主治医に相談すると安心です。
このページの数値はすべて概算であり、効果の出方には大きな個人差があります。診断や治療の判断には使えません。
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